2月。冬。さる農法の実践者・堀内を慕う主婦達が中心に結成した農園『みのり』。畑を広げる計画を立てると、堀内の友人である禅寺の老師が修行僧を手伝いに送り込んだ。
寒空の下、どこまでも地続きな大地の片隅に集まる人々。子育てをする者、すでに子供が巣立った者、老後の生き方を模索する者、離婚する者、すべてを失った者、そして、そんな彼女・彼らの生き様を目撃する修行僧。
どこか遠くの彼方から集まった彼らの人生は、どこか見知らぬ彼方へハラハラと風に吹かれて転がっていく。色即是空、空即是色。すべてが遺跡になるわけじゃない。でもあったのだ、確かに、ここに・・・
特に今回は、農作業に生きがいを見出す女性達の生き様に焦点を当ててみました。
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