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  タテヨコ企画 第33回公演
 
『戦争、買います』2017年8月29日(火)〜9月3日(日) 於:SPACE 梟門



《タテヨコ企画vs柳井祥緒(十七戦地)》


劇団初の外部脚本は劇作家・演出家・シナリオライターとして活躍中の柳井祥緒氏による新作書下ろし。
濃密な柳井ワールドにタテヨコ企画が戦いを挑む!




□ものがたり
2021年、夏。東京の町工場・水原製作所は岐路に立たされていた。
取引先の大手企業から取引の中止を言い渡され経営が悪化している。
武器輸出緩和を受け活況をみせる防衛産業に大企業が次々と進出する中、
このまま倒産するか、資金繰りのために武器製造に手を染めるかの選択を迫られているのだ。
苦悩する二代目社長、混乱する社内。
そんな折、水原製作所の買収に名乗りをあげる企業が現れる。
その企業の代表が語る「戦争、買います」という言葉に隠された真意とは・・・?

武器輸出解禁、自衛隊派遣、テロそして戦争。
東京オリンピック後のとある町工場を舞台に、世の中の流れに巻き込まれていく市井の人々を描いたフェイクドキュメンタリー論争劇!


■公演に向けて■

「台本に奉仕しない」ということと「台本を信用する」ということは稽古場などでよく耳にする言葉だがなかなかどうして両立するのは難しい。
台本に奉仕しなさすぎると逆に俳優に奉仕した作品になりかねないし、台本を信用しすぎると俳優のいない芝居になりかねない。
タテヨコ企画の俳優はこの「奉仕しない」には長けている。何なら「台本なんてぶっ壊せ!」くらいに考えている節がある。時折怖い。
そんな彼らには壊れない台本が必要だ。そう、幼児には壊れない玩具が必要なのと同じだ。
そこで、強度のある作品を劇作し続けている柳井祥緒氏に台本をお願いした。
彼の作品にはストーリー・世界観の強さがあるし、人物の理論・行動に穴がない。壊れない台本だ。
どんな盾も貫く矛と、どんな矛も通さない盾。みたいな。しかし矛盾しない作品を作る。という。
僕はタテヨコ企画の俳優を信頼しているように柳井氏の台本も信頼している。
「奉仕しない」為には「信用する」が必要なんだろう。
水と油、体育会系と理系、野獣と宇宙人、とにかく正反対の者どうしが一つのモノに融合したら面白いと思う。
台本と俳優のガチンコ勝負が最も近くで観られるかと思うと今からワクワクする。
このワクワクを作品にのせてお客様に楽しんでもらいたいと思っている。


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