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  タテヨコ企画 第23回公演
 
『眠るまで何もしない』2011年10月20日(木)〜24日(月) 於:OFF・OFFシアター
降りそそぐ蝉しぐれ。揺れる。その下にいる。
  
■あらすじ■

妻の死後一人で自宅に住む夫。
一月ほど前に親友の発言に腹を立て酔った勢いもあって自宅の一部を壊してしまった。
その理由を思い出した瞬間に、この物語は動き出す。
最愛の人が消えていく様を通して、生の移ろいやすさと愛しさを描く。
タテヨコ企画最新作は、とある夫婦の小さな年代記。
■作品解説■

“愛おしい人間存在”

タテヨコ企画がお贈りする今回の作品は、とある夫婦とその友人の物語です。
こちらは、2008 年に劇団一の会での現在のワンズスタジオこけらおとし公演として上演し好評を得た作品で、今回は装いも新たにタテヨコ企画でリニューアルして上演致します。
夫婦の日々の営みや楽しい仲間を丁寧に描いた珠玉の一作!
命のはかなさ、うつろい、滑稽さなど、見終わった後にほのかに、
しかし確かに胸の奥に熱くじんわりと広がります。
■みどころ■

青木柳葉魚、タテヨコ企画初演出!!

タテヨコ企画では、役者として活躍してきた劇団員青木柳葉魚がタテヨコ企画本公演初演出!
同じ台本の同じシーンを稽古するにしても、異なる演出家による言葉やアプローチに触れることで、俳優たちはより表現を深め合うことができます。それが新たな刺激や実感、衝動を生み、私たちのあらたな演劇の力になると思います。
タテヨコを例えば一つの織物として、その繊維の“きめ”を細かくして強度とデザイン性を支えるべく動き出しました。
私たちひとりひとりに、なにが出来るのか、なにが楽しいのか。私たちタテヨコを強く支える表現を獲得し直す為にお互いの立場を越えてやってみること、触れてみることの一歩が、青木柳葉魚による演出なのです。



主宰・作 横田より

劇団に二人の演出が居ることは珍しくないですが、対等な立場でいることは、特に小劇場ではあまりないかもしれません。
単純に、集団の可能性、発展性を探る意味でも面白い機会であると考えました。
そしてやるからには、いっそのこと僕が立ち直れないほど面白いものに仕上げてもらいたいのです!
タテヨコ企画の演劇力を、いつもとは少し違う角度から観ていただけたら幸いです。ご期待下さい。

演出 青木の所信表明

楽器屋のショーウィンドウに飾られたピカピカのトランペットを貧しい少年が見つめていた。
そこに楽器屋の店主が出てきて「坊主、これが欲しいのか?」と尋ねた。
少年はコクリとうなずく。
店主は「よし、今日はクリスマスだ。特別にプレゼントしてあげよう。きっと練習するんだぞ」
そう言うと、ショーウィンドウからトランペットを取り出し少年に差し出した。
少年は嬉しさのあまり何も言えなかった。。。
んなバカな話があるかぃっ!
見てるだけでくれんなら毎日行くね、オレは!
とはいえ、
「演出やりたいなー」「演出やりたいなー」
と、ねだってみたら、
どこぞの優しい劇団主宰が「坊主、やってみたいのか?」
と言い出し、演出をやらせてくれることになった。
クリスマスでもないのに。
バカな話は案外あるものらしい。
「劇団」というものには、まだまだたくさんの可能性があるんじゃないかしら?
と思っている。
やりたいことやっちゃえばいいさ「劇団」だもの。
できちゃうさ「劇団」だもの。
って思っている。
今回の公演はタテヨコ企画が「劇団」として新しい一歩を踏み出す、その始まりです。

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