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  タテヨコ企画 第49回公演
 
谷繁
あるサラリーマンの死
ものがたり
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タテヨコ企画第49回公演『誰かの町』
 [京都公演]THEATREE9KYOTO  2026年9月11日(金)〜13日(日)
 [東京公演]小劇場B1 2026年9月23日(水)〜27日(日)


思い出は記憶の中にある。しかし、その町を歩かなければ
思い出せないのなら、記憶の在りかは「町」そのものだと言えないか。

――これは、失われた時間を「捏造」する物語。



□ものがたり

劇作家は、一本の戯曲を書くために劇団員の故郷を訪れる。
かつて商店街を馬が歩き、空き地の土管に子供たちが溢れた町。
しかし数枚の写真を手に歩く現在の景色に、その面影はない。
食い違う住人の証言。美しく書き換えられた過去。
矛盾を孕んだまま立ち上がるその町は、地図には存在しない「捏造」された町だった。

ワイルダーの『わが町』をサンプリングし、タテヨコ企画が現代に問う。
誰もが「帰りたい」と願う、名もなき町についての物語。

ワイルダーの『わが町』が好きだ。移り変わる時代の中で登場人物が年を重ねていく様子を、今を生きる俳優たちが全力で演じる。いい年をした大人が全力で取り組む、まるで学芸会のようなあの舞台。自分たちタテヨコ企画が上演したら、きっと面白いに違いないと考えた。

舞台は昭和の終わりから平成の始まり。私が青春を過ごした時代だ。現在五十代になった私も、最初から今の年齢だったわけではない。当時の空気は現代の若者たちにとっては未知の世界だろうが、それでも構わない。演劇が持つ根源的な力を信じていれば、きっと楽しんでもらえるに違いない。

初演は2021年。コロナ禍の最中、旅公演は叶わなかったが、奇跡的に東京でのみ上演することができた。あれから5年。当時より少しだけ年を取ったキャストたちと、今改めて、この「捏造された町」を全力で楽しもうと思う。

作・演出
横田修

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